第80回 日本感染症学会総会・学術講演会
第80回日本感染症学会総会・学術講演会の開催にあたって

第80回日本感染症学会総会 会長 山口惠三
(東邦大学医学部微生物・感染症学講座)


 このたび、第80回日本感染症学会総会・学術講演会のお世話をさせていただくことになりました。本学会の母体となりました日本伝染病学会は、その第1回学術講演会が大正15年東京において開催されました。このような伝統ある日本感染症学会の80回目というひとつの節目となる学術講演会の企画をさせていただきます機会に恵まれましたことを誠に光栄に存じております。
第80回日本感染症学会総会 会長 山口惠三
第80回日本感染症学会総会
会長 山口惠三
 本学会は、急性伝染病及びその他の感染症に関する学術の進歩向上を図り、斯学の発展に寄与することを目的として設立されました。感染症は、種々抗菌薬の開発や医療技術の進歩ともあいまって、大きな変貌を遂げてきました。すなわち、強毒病原体による伝染性感染症から、弱毒病原体による日和見感染症へと大きくシフトする一方で、新興・再興感染症が新たにクローズアップされています。一方、治療法についても、それまでの医師の“匙加減”によるものから、Evidenceを基盤としたいわゆるEBMへと進化し、さらに科学的根拠に裏打ちされた方法が導入されるようになって参りました。そこで今回は「感染症新時代 −ARTからEBM、そしてSCIENCEへ−」をテーマとして掲げることにいたしました。本学術講演会が、感染症の病態を科学的に解明し、それに立脚した治療法の確立に少しでも役立てればと思っています。
 特別講演 “オピニオン・リーダーが語る感染症学の未来像” は2演題を予定しており、ひとつは東京大学の岩本愛吉教授、もうひとつは長崎大学の河野茂教授にお願いしました。招請講演“分子病態から感染症をサイエンスする”は「腸管粘膜における赤痢菌と宿主の攻防」と題して東京大学の笹川千尋教授にお願いしました。第80回記念企画“感染症学のBreak-Throughを目指して”は3テーマを予定しています。教育講演は9テーマ、シンポジウムは14テーマ、他にパネルディスカッション“世界標準の感染症診療と教育の実現に向けて”およびクリニカル・ファイル“失敗から学ぶ感染症学 NO.2”を予定しています。クリニカル・ファイルは一般演題にお申し込みいただいた演題から取り上げさせていただきますので、会員の皆様の積極的なお申し込みをお願いいたします。さらに、テーマの異なる2つインターラクティブ・カンファランスを本年も用意しております。
 プログラム委員によって企画された様々なテーマについて活発な討論を行っていただき、意義ある学術講演会にしたいと考えております。
 多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。


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